天使と呼ばれる子をもって

障害児(ダウン症)をもった父親が書いてます。

告知2

病院から家まで車で30分程度の道のりなのだが、どうやって帰ったのか全然記憶にない。

 

夢なのか現実なのかも区別できないくらい混乱してた。

奥さんはただただ泣いてた。

 

女の子が生まれるのをあんなに楽しみにしてたのに・・・

そう考えると涙が出た。

 

 

 

僕は本来、合理主義者である。

なんの役にもたたないことを、うじうじ考えるのは大嫌いな性格だったが、この時はホントに役にもたたないことをひたすら頭の中で考えていた。

 

なんでウチの子が・・・

どうやって育てていけばいいんだろう・・・

しゃべったりすることは出来るんだろうか・・・

なにより自分はこの子を愛していけるのだろうか・・・

 

多分この時に娘がそばにいればこんなことは考えなかったのかもしれないがまだ入院中である。

 

 

なんか得体のしれない黒い気持ちが自分の中で渦巻いていた。

 

そして自分の中で考えてはいけないことを考えてしまった。

 

「僕と奥さんとお兄ちゃんの3人の生活に戻れたらいいのに・・・」

 

・・・最悪だ