天使と呼ばれる子をもって

障害児(ダウン症)をもった父親が書いてます。

誕生

うちの子はどいつもこいつも気が早いのか、1か月ほど早産で生まれてくる。

上の子もそうだった。2500gを下回っていたので未熟児室のすぐに連れて行かれた。

多少、小さく産まれたが現在はもう中学一年生。標準より少し大きくなった。

 

今度もそんな感じだろうと思ってた。

兄妹は産まれて来る時間も似るのだろうか?。兄と同様に午前4時頃に妹は産声を上げた。

 

やはり早産なので小さかったのかすぐに未熟児室に連れていかれた。チラッと我が子が見えたがほんの一瞬だった。でもすごく嬉しかったのを覚えている。

 

奥さんの産後の処置が終わり、産婦人科の先生が出てきたのですぐにお礼を言いに行った。

「ありがとうございました!」と言うとなぜかそっけない顔で「・・・どうも」と少し頭を下げて病室を出て行ってしまった。

 

朝早かったし疲れたのかな?と思いつつもなんか心に引っかかった。

 

 

その後未熟児室へ行って看護婦さんと現在の状態と今後の検査等についての説明を受けた。

とりあえず現在異常は見られないことと、2000gを下回っているので1ヶ月ぐらいは入院が必要とのことだった。

「あと染色体の検査もするので同意書にサイン下さいね」と看護婦さんが言ってきたので「そういや上の子の時も書いたな~」と思い出しながらサインした。

 

 

思えばこの時点で病院側は全て分かっていたのかも知れない・・・・